ルークの責とガイの責の比例







何度かガイ厳しめの話で書きましたが・・・・・・ガイはヴァンに協力したりルークが騙されているのを見捨てることで、結果的にヴァンがアクゼリュス崩落に使う“兵器”を手に入れるのに協力したことになるので、ガイもまた“ヴァンに騙されて利用されて”アクゼリュス崩落の一端を担い、またルークがアクゼリュス崩落に使われる一端を担ったことにもなります。

だからアクゼリュス崩落についてルークが自責や苦悩を表せばそれはガイにも比例して、そういう罪に協力し、また“親友”に背負わせるのに協力したガイへの責めにもなります。
ルークの罪が重ければ重いほど、苦悩が深ければ深いほど、同時にガイの罪も重くなる。

ルークはガイがヴァンの同志だったことをベルケンドでヴァンから聞くまでまでは知りませんでしたが、ガイ自身は自分がヴァンの同志で、ルークを騙すのに協力したり見捨てていて、結果的にはアクゼリュス崩落にも協力してしまったことも知っている。(全て忘れ去ったような態度でしたが)


ルークが悩んで自分を責めていた時に、後ろ向きなのは止めろ、うざいっての、と話を打ち切ったのは、もしかして自分の罪を責められることにも繋がるから聞きたくない、鬱陶しいってことなんじゃないかなと思えてきました。

あるいはルークがアクゼリュス崩落について悩むことで深く考え込めば、何れ自分がヴァンの同志だったと分かった時にガイもまたアクゼリュス崩落の一端を担いルークにそれをやらせる一端も担った、それなのに崩落後や迎えに来た時のあの言動は・・・・・・と気付くことを避けるためにルークがアクゼリュス崩落について悩むことを、深く考えることを止めたのかもと。

考え過ぎかもしれませんが、ガイってただの考えなしな無神経というより、作為的にルークの心を操ろうとしているように感じることがあるんですよね。
ガイだけではなくティアたちもそう感じることがありますが。

だからこの時も、はっきりとではなく自分でも気付かずに心の奥底で考えたのかもしれませんが、ただ後ろ向きなのがうざいというだけではなく作為的に自分のしたことから逃げるためにやったのではないかとも思えます。










                        
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